WUG HOMEツアー part3 熊本公演 〜故郷での門出とはじまり〜

 

  WUG HOMEツアー part3 KADODE 熊本公演に行っていました。

僕が想像していたのは、もっと寂しい感じで来るのかと思ってましたが、いざ蓋を開けてみるとpart1並みに楽しいセトリでしたね。

そんな楽しいセトリだった熊本公演の感想を昼夜織り交ぜて書いていきたいと思います。

 

 

注意:ガッツリネタバレします。

 

 

 

 

 

 

青山吉能企画】

 

まずは、よっぴーの企画コーナーから。

 

カケル×カケ

 ここで行われたのは、よっぴー、まゆしぃ、ななみんの西日本組が故郷を思って、後輩ユニットであるランガちゃんのカケル×カケルという曲のカバーから始まりました。カバーに至る経緯は、ランガちゃんとデビュー当時の3人との境遇の重なりや、この曲の歌詞がよっぴー自身に刺さり、ここで歌いたいとお願いしたそうです。

 そして、彼女たちのパフォーマンスを見て僕が感じたのは、他ユニットの曲なのに真似ではなく、きちんと個性が見えるパフォーマンスができていて、チーム西日本が歌うカケル×カケルになっていたのが素晴らしかったです。

 

朗読〜わたしの樹

 < 昼 >

まだ3人が上京してない頃、帰りの空港での話。あの店がなくなってるなどの他愛ない話で盛り上がっているが、この時間は永遠ではない。飛行機の時間が来て、3人はそれぞれの故郷に帰る。そして、1人になったよっぴーは故郷に帰れることを嬉しさと寂しさがあると言った。

 

この切ない気持ちになってる状態でわたしは樹が始まり、一瞬で涙が出てきました。

この熊本の地で、この曲が聴ける嬉しさみたいな物も込み上げてきました。

そして、ラスサビで残りの6人が出てきたのには、鳥肌が立ちました。

 

 < 夜 >

夜はワグナーに対するよっぴーからの手紙。

手紙の始まりは実は熊本が大嫌いだったということ。WUGでの活動が自分の想像通りに行かなくて、いつしか熊本に帰ると「帰ってきてしまった」と思うようになっていた。家に帰っても母親に愚痴を言う生活。そんな大嫌いだった熊本が大好きになったのは、上京であった。実際に熊本から離れてみて、熊本の良さを知り、その有り難みを知り、一度でも嫌いになってしまったことが、凄く心苦しいと。

 

そこからのわたしの樹。昼よりも感情的に歌うなぁと思ってたら、泣いてしまって歌えなくなったよっぴーを見て、正直苦しかったです。あのよっぴーの姿を見せられて、どうすればいいか分からなかった自分がいた。でも、水色のペンライトが徐々に点灯しだして自分も水色にして応援しようと。はじめにペンライトを付けてくれたワグナーには感謝してます。2番に入ると歌唱力がぐんと上がっていきました。これを受けてファンミ川崎の再来とそれを超える一体感を感じて、凄くエモくなりましたね。

その後、残りの6人が登場。よっぴーとワグナーによって生まれたこの景色に感化されてか、WUGちゃん全員の歌唱力が凄まじく、最初で最後かも知れない7人でのわたしの樹が聴けることができて、とても良かったです。そして、7人でわたしの樹を歌うことができたのは、WUGとして初めて熊本に来れたからなのかなとも思いました。

 

曲間映像

 わたしの樹が終わり、これまでのよっぴーの写真が流れる。最後にはメンバーそれぞれからのメッセージ。よっぴーは自分の弱さを理解し、それを武器にできる。ビジチルやら底辺ズやら言われてますが、なんやかんやリーダーはよっぴーしかありえないし、よっぴーでよかったと。そして、僕が一番印象に残っているのは、かやたんからの「よっぴーがいると周りの人は笑顔になる。私もその1人である。」これを見てリーダーズ尊いってなりましたね。

 

 

 【セトリ順の振り返り】

 

まずは脚本:吉岡茉祐、出演:七瀬佳乃、片山美波、青山吉能よる影ナレからスタート。佳乃と美波が正月のライブの話をするも、やはり食べ物の話へ。片山美波ボイスでの「おもちもちもち雪見だいふく」は凄く可愛かったですね。そして、佳乃が吉能になんじゃもんじゃを勧められた時の会話へ。佳乃が「云々かんぬんで〜」と言うと、吉能は「ちんぷんかんぷんで〜」と返す語彙力0の会話を披露。それでも通じ合うのがよっぴーずなんだなと思いました。

それが終わると太田さん( 下野紘さん )の声が聴こえてきて、おなじみの「オイッース!」の掛け声を2回。そして、「ツアーTは着ているかー!」、「ブレードは持っているかー!」、「完璧じゃないか」と言い、会場を一気に盛り上げてくれました。

 

1.少女交響曲

イントロでのWake Up,Girls!のコールの声がかなり出ていたので、ワグナーの気合いの入りが異常だったなと思います。そしてそれはWUGちゃんも同じで、特に今回のプリンセスであるよっぴーにはかなり感じました。Cメロのソロ部分が本気でしたね。

それと、サビ前のワグナーがコールする時に、まゆしぃが手でかなり煽っていたのが印象的でした。

 

2.素顔でKISS ME

イントロで多くのワグナーが崩れてましたね。自分もその内の1人なんですけど、待ちに待った感が半端なかったです。

2番始めのかやたんによる「あまい写真」の写真の部分の歌い方がめちゃくちゃ好きなので、そうそうこれこれってなってました。

夜でのアウトロの時には、まゆしぃが飛び跳ねながら煽っていたのが可愛かったです。

 

 

3.7 Girls War / 7 senses  (昼/夜)

やるかどうか分からなかった曲でもあったので、「熊本おかえりよっぴー」とサビ前まゆしぃコールが出来て良かったです。

そして夜。完全に7GWだと思っていたところで、それでは聴いてください。「7、senses」ってきて、「アーーーー!」ってなってしまいましたね。ちょっと間をあけて曲名を言ったのが本当にずるいってなりました。part1以来だったので、まゆしぃコール前を本気でする為に、ゾクゾクしながらBメロを聴いてたのを覚えています。そして何よりこの曲をpart3でやる意味は、約束の地をみんなで歌う事にあると思っていたので、歌ってくれてありがとうと言っておきます。

 

4.言の葉青葉 / 雫の冠  ( 昼/夜)

この二曲で良かったところはまゆしぃのアイコンタクトです。

言の葉では、1人ずつ目を合わせていってから「がんばってねと かんたんに言えないよ」。歌っているのはまゆしぃ1人だけど、思いは7人だよって感じました。

雫の冠では、まゆしぃを中心にして全員が座るところで目を合わせていたので、昼との共通点みたいな物を感じれて良かったです。

 

5.僕らのフロンティア/One In A Biilion   

6.One In A Biilion/恋?で 愛?で 暴君です!

 

僕フロでは、よっぴーの息、みにゃみの「憧れのほうへ この手のばした」など好きなところを久々に聴けて良かったです。

ワンビリでは、コールが楽しいのでやってくれて感謝ですね。

そしてコールが楽しいといえば暴君もです。期待されていただけあって、コールの一体感、声量が凄かった印象。

 

企画コーナー

7.カケル×カケル

8.わたしの樹

 

9.HIGAWARI PRINCESS

企画コーナー後のよっぴープリンセスver。今回は素敵なステッキではなく、プリンセスは濃いピンクの傘で、残り6人は白い傘を持ってのパフォーマンス。この白の傘に時々背景の色が移ってるのがとても良かった。

そして、ここから本編ラストまで新衣装でのパフォーマンス。その姿は髪飾りも相まってウェディングみたいな大人な感じがあるんだけど、可愛さもちゃんとあるという不思議な気持ちになりました。

夜では、企画コーナーの感動によりコールの声が小さかったのを察したのか、1番と2番の間奏でよっぴーが「みんな笑ってー!」といったのがとても良かった。その後の歌詞が「すべての あなたの涙 (光るアーカイブ)」と来たので、感動の涙は今は置いておいて、いつも通り声出して楽しんでほしいというメッセージだったのかなとおもいました。偶然ぽろっと出たのか、言おうとして言ったのか分かりませんが、あのタイミングで笑ってと言ったよっぴーは夜公演後半の流れを変えたと思ってます。

 

10.16歳のアガペー

アガペーを最後に聴いたのが10月の岸和田公演だった為、多くのワグナーが崩れて落ちる光景を見て「これが噂のアレか!」となりました。自分はこうはならないのですが気持ちは凄く分かりますね。実際、アガペーがあるとないとでは、その公演の満足度に結構差が出てくると感じるので。

 

11.言葉の結晶 (作詞:只野菜摘、作曲、編曲:広川恵一の新曲)

イントロは静かな感じだったのが、すぐにかっこよくなってかなりお洒落な曲でした。そして広川さんがWUGのコンテンツに提供してる曲の中で、過去最高に歌うのが難しい曲だなと感じました。

歌詞は忘れてしまいましたが、サビ?のところのまゆしぃからよっぴーに変わるところの2人が好きでした。

 

12.Beyond the Bottom

2番の「脆い心を突き刺す」でのまゆしぃの男踊りとか、少し溜まる感じが個人的に良かった。あとは、かやたんの「祈り捧げるよ」。夜は2階からはっきりと見えたので、やっぱいいなと思いました。

 

13.タチアガレ

今までで1番歌われてきた曲だけあって、他の曲との完成度が段違いでした。この一体感は癖になりますね。

 

14.TUNAGO

震災復興の為に作られたこの曲を、被災地である熊本で歌う事に凄く意味を感じました。この公演の2日前にも震度6地震があっただけに、余計に感じましたね。

 

 

・アンコール

 

1.Polaris

この曲のアンコールでの披露は初めてなので、どこか新鮮さがありつつも、ダンスやら、ペンライトを白から赤に変えるやらで、完成されてるなと感じました。それでもWUG曲というのはいつ進化してもおかしくないので、今後が楽しみですね。

 

2.地下鉄ラビリンス

今回はCメロをメンバーが歌った後にワグナーが歌うという感じだったのですが、非常に楽しかったです。かやたんも言ってましたが、「歩行中の検索は危険」のタイミングが難しかったです。そして、このラップバトルが始まる前にまゆしぃ、みゅーちゃん、あいちゃんが全速力で2階に上がってくれるという演出でした。僕は夜が2階席だったので、みゅーちゃんを見ながらできたのがとても良かったです。

 

3.恋?で 愛?で 暴君です!/言の葉青葉  (アカペラ)

全員の最後の挨拶が終わり、よっぴーが「私、やっぱり合唱がしたい!」と言うと、みんなは「そんな急には無理」とか「こういうのはちゃんと練習してからするものでしょ」とか言いつつも、最後の曲のフォーメーションに着き、歌い始めました。

高音、低音どちらともしっかりしていて、区別しなくても同時に音が来るので流石だなと思いました。

 

4.極上スマイル

アンコールラストの極スマという3rdツアーを彷彿させるこの感じ。前にも少し話しましたが、僕がWUGというコンテンツに沼ったのは、3rdライブの極スマのライブ映像を観たからだと思います。その場にいた全員が数分間の一瞬一瞬を何も考えずに、ただひたすらに楽しんでいる姿があると感じたから。そして、この公演で実際に体験できる機会がきました。その映像で観たWUGちゃんのわちゃわちゃ感ではなかったが、無我夢中で楽しむことができて、そして何より極スマで終わるという後味の良さを体験できて本当に良かったです。

 

 

【KADODE】

 今回の2公演で僕が感じだ門出について話そうかと思います。

企画コーナー前のセトリを見ると、少女交響曲のシングルとそのカップリング、旧章新章のOPED、タイアップ曲と、もう一度WUGの歴史、思い出なんかを感じれるようになっているなと思いました。そういった思い出を改めて感じてWUGちゃん、ワグナー全員で共有して門出を迎えようとしているのかなと。まゆしぃが言っていました。「門出の門は終わりの門ではなく、始まりの門である」と。それを影ナレに落とし込んだと。極スマがアンコールラストなのは、門出を全員笑顔で迎える為なのかなと思いました。